日本

海で神秘的に光る、海ほたるを目指して香川へ

香川でしか体験できないことを探していたところ、「海ほたる」が見れるという情報をキャッチ!夜行性の甲殻類が、夜になると青く光るらしく、日本でも瀬戸内海の一部でしか見れないのだとか?

香川県三豊市の粟島は、一年中海ほたるが鑑賞できる場所のようだけど、海ほたるは美しい海でしか見ることができず、特に秋口によく見ることができるということで、そのうみほたるを鑑賞しようと、香川は「粟島」へと行ってきました!

 

今回は松山駅から向かい、特急とローカル電車を乗り継ぎ、2時間ほどで香川の詫間駅に到着。駅を降りたバス停の標識が可愛かったのでパシャリ。

そこからタクシーに乗ってフェリーが乗り場へと向かいました。フェリー乗り場まではコミュニティーバスでも行けるようですが、今回は時間が合わなかったため、タクシーで向かうことに。

実は、浦島太郎で有名な街。

フェリー乗り場へ向かう途中にタクシーの運転手さんが、「この辺りは浦島太郎の伝説が残る場所で、もうすぐ渡る河の橋に浦島太郎の銅像があるから、見るといいよ」と、教えてくれました。

浦島太郎のお話は香川に伝わる話だということを始めて知った私。そして、車が通りすぎる一瞬にタイミングで、橋の入り口のところに座る浦島太郎の姿を一目お目にかかることができました!

浦島太郎にちょっぴりハイテンションになりながらも、タクシーはフェリー乗り場へ到着。でも、フェリー乗り場っぽくない場所に、本当に船がくるのか心配になったほど。でも、地元の人が何人か船を待っているようなので、私たちも一緒に待っていると、小さな小型船が遠くからやってきました。

いざ、粟島へ。

そして船に乗り込んでから行先を告げ、お金を払うと、船は瀬戸内海に浮かぶ粟島を目指して進み始めました。おだやかな瀬戸内海を見ながら、ぐるりと海を見渡すと、岡山や瀬戸大橋を遠くにみることができました。

そして粟島に到着後、歩いて、予約していた民宿へと向かいました。民宿では、ご夫婦が出迎えてくれて、夕食には島でとれた野菜の天ぷらや、食べきれないくらいの刺身、焼き魚などの手料理で振舞ってくれて、日が沈んだタイミングで、うみほたるの鑑賞会へと連れて行ってくれました。

あいにく砂浜の近くにはあまりうみほたるが見れず、残念に思っていたところ、民宿のおじさんが鑑賞用にえさを入れて沈めていた瓶があるからと、その瓶が引き上がると、瓶の中に青く光るものキラキラしていました。

彼が、瓶の中に入っているうみほたるを砂浜へバッと流すと、一瞬のうちに砂浜が青く光りました。これには私たちもびっくり感動でした!うみほたるは刺激を与えると青く光るようですが、蛍のように光ったり、消えたりを繰り返すのではなく、その光は長くは続かず、だんだんと光が弱くなっていき、最後には見えなくなってしまいました。

初めて見るうみほたるは、宝石を散りばめたような美しさで本当に感動もの。こうして、うみほたるが見れたのも、民宿のおじさんが鑑賞用にと、準備をしてくれていたからでした。本当ありがたかったです!